- 今から買う加熱式たばこってどれがいいの?
- 数が多くてどれがおすすめか分からない
- 一番おすすめな加熱式たばこを知りたい!
加熱式たばこといえばアイコス、グロー、プルームの3つ巴というイメージがあると思います。
他にもいろいろあるのですが、やはりこの3機種が日本ではトップ。
必然的にこの中から加熱式たばこデビューをすることになるのですが、初めてだとどれがいいのか分かりませんよね。
選択肢が多いのはいいことですが、これからデビューする人には少し考えもの。
なんとなく買ってみたけどしっくりこない…って場合もありえるので、購入前にどんなデバイスか知っておきたいです。
ってことでこの記事では、アイコス、グロー、プルームという3つの加熱式たばこを徹底比較していきます。
この記事を読めば自分に合ったデバイスがどれなのかわかると思いますので、良ければ参考にしてください。
ザックリまとめ
個人的におすすめしたいのは「プルームX」というデバイスです。
デバイスの価格もそこそこでタバコの味も豊富。
本体もコンパクトなので、全体的に高水準でまとまっています。
今回比較するデバイスの紹介
今回は3社から最新の2デバイスを選出してみました。
アイコス:IQOS ILUMA、IQOS ILUMA PRIME
フィリップモリスジャパン(PMJ)が発売しているのがIQOS(アイコス)です。
アイコスからは「IQOS ILUMA(アイコス イルマ」)と「IQOS ILUMA PRIME(アイコス イルマ プライム)」を選出。
2021年10月現在、アイコスの中で最も新しいデバイスです。
両方とも「TEREA(テリア)」というたばこスティックを使用し、高音で加熱することでニコチンを摂取できます。
ちなみに、イルマとイルマプライムの違いは本体の見た目のみです。
グロー:glo hyper+、glo pro slim
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT)が出しているのがglo(グロー)というデバイス。
グローからは「glo hyper+(グローハイパープラス)」と「gro pro slim(グロープロ・スリム)」を選びました。
現状この2デバイスが最新機種で、それぞれ使用するたばこスティックが異なります。
グロープロ・スリムは「スリムシリーズ」と呼ばれる細長いスティックを使用。
グローハイパープラスはスリムシリーズよりも太めのスティックを使用するデバイスです。
プルーム:Ploom X、PloomTECH+with
日本たばこ産業(JT)が出しているデバイスがPloom(プルーム)シリーズ。
プルームシリーズからは「Ploom X(プルーム・エックス)」と「PloomTECH+with(プルームテック・プラス・ウィズ)」です。
プルームXの方は高温加熱式でプラスウィズの方は低温加熱式となっています。
プルームXはキャメルとメビウスから出ている専用スティックを使用します。
普通のたばこと同じような太さなので、紙巻きの人も吸いやすい形状です。
プルームテック・プラス・ウィズはカプセルとリキッドを使用するVAPEのような感じ。
ニコチンも摂取できる上にたばこの嫌なニオイが全くしないという利点があります。
各デバイスのスペックまとめ
今回全デバイスを比較するに当たって、比較する項目をいくつかに絞ってみました。
まずは本体のスペックを表にまとめてみます。
製品名 | アイコスイルマ | アイコスイルマプライム | グローハイパープラス | グロープロ・スリム | プルームX | プルームテック・プラス・ウィズ |
本体価格 (税込) | 8,980円 | 12,980円 | 480円 | 1,980円 | 3,980円 (割引で1,480円) | 2,980円 (割引で1,980円) |
スティック価格 | テリア (580円) | テリア (580円) | ケント (500円) ネオ (540円) クール (520円) | ケント (500円) ネオ (560円) | メビウス (570円) キャメル (500円) | メビウス (580円) |
フレーバー数 | 11銘柄 | 11銘柄 | 20銘柄 | 16銘柄 | 12銘柄 | 14銘柄 |
1本当たりの 使用可能時間 /パフ回数 | 6分間 または 14パフ | 6分間 または 14パフ | 通常時4分間 ブースト時3分間 パフ制限なし | 通常時4分間 ブースト時3分間 パフ制限なし | 5分間 パフ制限なし | カプセルがなくなるまで パフ制限なし |
加熱待ち時間 | 20秒 | 20秒 | 通常時20秒 ブースト時10秒 | 通常時20秒 ブースト時10秒 | 25秒 | 0秒 |
連続喫煙本数 | 2本まで可能 | 2本まで可能 | 可能 | 可能 | 3本まで可能 | 可能 |
充電時間 | 約135分 | 約135分 | 約210分 | 約90分 | 約110分 | 約60分 |
本体サイズ | 高さ:121.5mm 横幅:47mm 奥行:23.4mm 重量:147g | 高さ:117.2mm 横幅:44.7mm 奥行:22.2mm 重量:171.5g | 高さ:83mm 横幅:46mm 奥行:22mm 重量:111g | 高さ:98.15mm 横幅:44mm 奥行:15.5mm 重量:74g | 高さ:88.5mm 横幅:43.5mm 奥行:24.0mm 重量:95g | 高さ:78mm 横幅:40mm 奥行:18mm 重量:37g |
その他詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
この表を踏まえて、
- 吸いごたえや満足度
- 本体とたばこスティックの価格
- デバイス自体の使い勝手
以上の3項目を比較していきます。
吸いごたえと満足度、たばこ感を求めるならプルームXかアイコスがおすすめ
やはりたばこに大事なのは吸いごたえだったり満足度だと思うので、まずはそちらについて触れていきます。
個人的な感想になりますが、吸いごたえと満足度が両立できているのはプルームXかアイコスのどちらかです。
加熱式たばこは加熱温度が高いほど吸いごたえが増すという特徴があるのですが、この2つは300度近い温度で加熱してくれます。
さらに、1本当たりの使用可能回数とパフ回数が長いため、満足度も非常に高いんですよね。
製品名 | 1本当たりの使用可能時間 /パフ回数 | 連続喫煙本数 |
アイコスイルマ | 6分間 または 14パフ | 2本まで可能 |
アイコスイルマプライム | 6分間 または 14パフ | 2本まで可能 |
グローハイパープラス | 通常時4分間 ブースト時3分間 パフ制限なし | 可能 |
グロープロ・スリム | 通常時4分間 ブースト時3分間 パフ制限なし | 可能 |
プルームX | 5分間 パフ制限なし | 3本まで可能 |
プルームテック・プラス・ウィズ | カプセルがなくなるまで パフ制限なし | 可能 |
プルームXに関しては5分間の喫煙で何度もパフができるため、1本だけでかなり満足できます。
アイコスとプルームXはたばこ感に関してもレギュラーとかだとかなりガツンと来るので、紙巻きからの移行の方にもおすすめできます。
加熱式でもしっかり満足したい方はアイコスかプルームXがおすすめですね。
グローも吸いごたえはあるけど喫煙可能時間がネック
グローもブーストモードという加熱温度を上げる機能を使えば吸いごたえが増すのですが、使用可能時間が3分間になってしまうのがネック。
タバコスティック自体の味は満足できるんですが、3分間というのが少し短すぎるんですよね。
通常モードでも4分間なので短め
吸っていると余計感じるのですが、加熱式たばこの喫煙時間は5分間くらいは欲しいです。
普通のたばこの喫煙時間を考えると、やはり3分間というのは短いかなと感じます。
ちなみに、グローハイパープラスとグロープロ・スリムでは吸いごたえが違います。
グローハイパープラスの方が強い吸いごたえのため、グローを選択し、なおかつ吸いごたえを求める場合はグローハイパープラスがおすすめ。
グロープロ・スリムはマイルドな吸いごたえなので結構吸いやすいです。
PloomTECH+withは軽めのたばこをすぐに吸いたいときに便利
プルームテック・プラス・ウィズはたばこスティックを使用しないデバイスです。
そのため嫌なニオイが全く無いのですが、吸いごたえと満足度は控えめ。
紙巻きたばこを吸っていた人は吸い足りないと思ってしまう気がします。
ただ、軽めなたばこを手軽に吸いたい場合には非常におすすめ。
部屋で吸っても匂いが付く心配がないので、スパスパと吸える上にニコチンも摂取できます。
全体的なコスパはglo>Ploom>IQOS
製品名 | 本体価格 | スティック価格 | 定額プラン |
アイコスイルマ | 8,980円 | テリア(580円) | 月額830円 |
アイコスイルマプライム | 12,980円 | テリア(580円) | 月額1,180円 |
グローハイパープラス | 480円 | ケント(500円) ネオ(540円) クール(520円) | なし |
グロープロ・スリム | 1,980円 | ケント(500円) ネオ(560円) | なし |
プルームX | 3,980円 (割引で1,480円) | メビウス(570円) キャメル(500円) | 月額360円 |
プルームテック・プラス・ウィズ | 2,980円 (割引で1,980円) | メビウス(580円) | なし |
次に本体価格ですが、アイコスの価格が飛び抜けて高く、グローがかなり安いということが分かります。
その中間にプルーム系のデバイスが位置しているという感じ。
ただ、月額プランのことを考えるとアイコスも価格も悪くないかなと思えてきます。
価格だけを見るならグローが圧倒的に安い
初期投資を含めて、価格を抑えて加熱式たばこを利用する場合はグローハイパープラスが一番です。
本体価格480円に加えケントスティックなら1箱500円のため、価格を重視する方はコチラがおすすめ。
グローハイパープラスって決してチャチな本体ってわけじゃないんですよ。
それなのにワンコイン以下で購入できるってのは本当にとんでもないデバイスです。
プルームXは値引き期間中に購入すればコスパ良し
プルームXも本体を割引価格で買うと1,480円に抑えられるうえに、キャメルスティックなら500円で済みます。
割引価格で購入するには以前まで使用していた加熱式たばこを返送する必要がありますが、2,500円引きは魅力的です。
コスパも高い上に吸いごたえもあるため、個人的にはバランスがかなり良いデバイスだと思っています。
さらに、プルームXには定額プランも存在します。
定額プランという名の分割払いのことなのですが、月額360円(12カ月間)で本体を購入できるため、一括払いよりも心なしか気軽ですよね。
本体に加えてクーポンや失くしたり壊れた際の交換サービスも付いてきます。
このプランはかなりお得なので、購入する際は定額プランも1つ手です。
アイコスはコスパが悪いけど定額プランで誤魔化せる
アイコスは本体とたばこスティックの値段が比較的高いので、正直コスパは悪いです。
吸いごたえと満足度は確かにあるのですが、続けるとなると価格がネックになりそう。
ただ、アイコスにも定額プランが存在し、一括払いの負担を減らすことができます。
アイコス イルマなら月額830円、アイコス イルマ プライムなら月額1,180円です(共に12カ月契約)。
自損でも3回までは無料交換してくれたり、1,500円分のアクセサリークーポンが付属するのでこのプランも非常にお得。
月々830円か1,180円ならそこまで負担になる金額でもないので、アイコスの価格がネックだった人は定額プランをおすすめします。
本体デバイスの使い勝手に差はほとんど無くどれも使いやすい
製品名 | メンテナンス | 加熱待ち時間 | 充電時間 | 本体サイズ |
アイコスイルマ | 不要 | 20秒 | 約135分 | 高さ:121.5mm 横幅:47mm 奥行:23.4mm 重量:147g |
アイコスイルマプライム | 不要 | 20秒 | 約135分 | 高さ:117.2mm 横幅:44.7mm 奥行:22.2mm 重量:171.5g |
グローハイパープラス | 定期的なクリーニング推奨 | 通常時20秒 ブースト時10秒 | 約210分 | 高さ:83mm 横幅:46mm 奥行:22mm 重量:111g |
グロープロ・スリム | 定期的なクリーニング推奨 | 通常時20秒 ブースト時10秒 | 約90分 | 高さ:98.15mm 横幅:44mm 奥行:15.5mm 重量:74g |
プルームX | 定期的なクリーニング推奨 | 25秒 | 約110分 | 高さ:88.5mm 横幅:43.5mm 奥行:24.0mm 重量:95g |
プルームテック・プラス・ウィズ | 定期的なクリーニング推奨 | 0秒 | 約60分 | 高さ:78mm 横幅:40mm 奥行:18mm 重量:37g |
デバイス自体の使いやすさにはほとんど差がありません。
細かい部分では違う点もありますが、トータルで見ればどれも使いやすいです。
今回はその細かい点を少しだけ比較します。
アイコス:2つに分かれた構造だけど掃除が不要
まずアイコスシリーズですが、こちらはホルダーとチャージャーに分かれた構造になっています。
ホルダーはたばこスティックを挿して喫煙するためのデバイス。
チャージャーはそのホルダーを充電するためのデバイスとなっています。
この2つに分かれた構造上、喫煙する際にはチャージャーからホルダーを取り出すという動作が必要です。
後述しますがグローとプルームは一体型になっているので、アイコスだけ少し余計な手間があります。
ただ、アイコスは他のデバイスと違ってメンテナンスが不要な上に、スティックを挿したら自動で加熱するという機能があります。
たばこスティック自体が葉っぱカスが出てこない構造になっているため、デバイスが汚れないんですよね。
メンテナンスが必要ないと明言されているのは非常に強いポイントだと思います。
グロー:一体型デバイスで手軽だけどメンテナンスは必須
グローはどちらも一体型デバイスで、本体にスティックを挿してボタンを押すことで加熱されます。
アイコスのように分かれた構造ではないので、手軽に喫煙できるのが魅力。
ただ、メンテナンスに関しては多少小まめにやる必要があるなと感じます。
グローを使い続けると通称ヤニ汁というたばこスティックのヤニ成分と加熱による結露が混ざった液体が垂れてきます。
このヤニ汁は本体の底に少しだけ溜まるのですが、これが服についたりするとなかなか取れないんですよね。
使い始めは気になりませんが、長く使えば使うほどヤニ汁が出てきますので、定期的なメンテナンスは必須です。
プルームX:一体型デバイスな上にメンテナンスはほぼ不要
プルームXもグローと同様に一体型デバイスです。
分かれた構造ではないので、手に持ってからすぐに喫煙できます。
一応定期的なメンテナンスが推奨されていますが、発売日に買った僕ですら未だに一度も掃除していません。
思っているよりも本体が汚れないんですよね。
グローのようにヤニ汁が垂れてくることもないため、メンテナンスの頻度はそこまで多くないと思います。
PloomTECH+with:液晶付きでバッテリー残量などが見やすい
プルームテック・プラス・ウィズは他の加熱式と違いたばこスティックを使用しません。
そのため使い勝手も少しだけ変わってくるのですが、十分に使いやすいデバイスです。
他のデバイスには無い液晶が本体に付いているため、バッテリー残量やカプセル残量が視覚的に分かりやすくなっています。
喫煙時にはアクションボタンを3連続で押した後に吸うってだけなので、特に難しいこともありません。
強いて挙げるとするなら、他のデバイスと違ってパーツが多いことでしょうか。
1箱を吸う場合はカプセルが終わったらカプセルだけを交換、って感じでいいのですが、別の箱に変える時は分解が必要です。
画像にあるカートリッジは1箱ごとに交換するものなので、これの交換が少し手間だと思う人もいるかも。
慣れれば問題ないのですが、外出時を考えると少しめんどうかもしれません。
まとめ:自分の重視するポイントでデバイスを選ぼう
- 吸いごたえや満足度が欲しい!
→プルームX、IQOS ILUMA - とりあえず価格を抑えたい!
→glo Hyper+ - 使いやすいデバイスがいい!
→ほとんど差はないので見た目で選んでOK
とりあえずこんな感じのまとめでしょうか。
どのデバイスも一長一短がありますが、基本的には使いやすいデバイスです。
そんなデバイスの中から吸いごたえや満足度に重きを置くのか、コスパに重きを置くのかで選ぶモノが変わるかなと思います。
ちなみに、仮に見た目で選ぶなら個人的にはIQOS ILUMA PRIME(アイコス イルマ プライム)が一番です。
本体価格は10,000円超えなのですが、見た目の洗練具合は頭1つ抜けています。
もしオシャレなデバイスがいい!って人はイルマプライムを使ってみてください。
そんな感じでした。
そりでは。
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